唐突ですが、質問です。
「愛車のエアコンフィルター、いつ頃交換しましたか？」
この質問にすぐに答えられなかった方は、要注意です！
エンジンオイルの交換や、ワイパーの交換などは、
意識的に行っている方も多いとは思います。
ことエアコンフィルターになると無頓着になってしまう方が多いのではないでしょうか？
カーエアコンフィルターも消耗品として、定期的に交換が必要なパーツの一つです。
- エアコンフィルターは交換する必要ないでしょ
- エアコンフィルターは交換しなくても、掃除機でホコリを取ってるから大丈夫
- エアコンフィルターは車検の時に交換していればOK
↑↑↑これ全て間違った認識です！！
エアコンフィルターは定期的な交換が必須です。
それでは、どんなタイミングがベストなのか、
エアコンフィルターを交換しなかったらどうなってしまうのか、
エアコンフィルターのエアコンフィルターを交換するべきタイミングなどについて説明していきたいと思います。
エアコンフィルターを交換しないとどうなる？
冒頭でもお伝えしましたが、エアコンフィルターは定期的な交換が必須です。
もし、エアコンフィルターの交換を怠ってしまうとどうなるのでしょうか。
右側が交換前の汚れたエアコンフィルター。
左側が新品のエアコンフィルターです。
エアコンフィルターもフィルター自体がグレーであったり緑であったりと、
色がついているフィルターもあります。
ちなみにこの写真の右側のフィルターは、左側のフィルターのように
真っ白だったものです＾＾；
これ、お客さまが中古で購入された車に装着されていたフィルターです。
エアコンがクサイ、とのことで、エアコンクリーニングをご利用いただいた際、
交換させていただいたフィルターです。
そのため、何年くらい蓄積されたものなのかは不明です。
ただ、こういった状態になっている車も珍しくありません。
お手入れは掃除機で吸うだけでOK？？
「エアコンフィルターは、汚れたら掃除機でゴミを吸っておけば大丈夫」
なんて誤った考えをお持ちの方が多くいらっしゃいます。
車のエアコンフィルターは、家庭用のエアコンフィルターとは、
構造も目的も異なります。
そのため、車用のエアコンフィルターは、交換しなければなりません。
家庭用のエアコンフィルター
車用のエアコンフィルター
ここまで説明してきた通り、エアコンフィルターを交換していないと、
汚れが蓄積していきます。
汚れが溜まってもホコリを通さなければフィルターとして問題ないのでは？
「汚れが溜まってもフィルターとして、ホコリなどを通さなければ問題ないのでは？」
という質問をされることがあります。
確かに汚れが詰まっていても、ホコリなどの大きなものは通すことは少ないでしょう。
ただ、フィルターが目詰まりを起こしてしまえば、当然ながら、空気の流れも悪くなります。
その結果エアコンが本来の性能を発揮することができず、燃費の悪化にもつながります。
そして、フィルターには様々な性能を持った製品があります。
静電気を蓄積して、微細なホコリを吸着するフィルター
活性炭により、ニオイを取り除くフィルター
などなど。
これらの性能も汚れが詰まった状態では、本来の性能を発揮できず、
細菌などを取り除く性能があっても、取り除くことができなくなってしまいます。
このように、エアコンフィルターの交換をしていないと、、、
- エアコンフィルターの本来の性能を発揮できず、細菌・ウィルスなどが循環してしまう
- 通気性が悪くなり、結果燃費の悪化につながる
【参考】
エアコンフィルターを交換した経験があるかどうか、
調査しているサイトがあります。
https://www.gfk.com/ja/insights/1727carairfilter
こちらの調査によると、
「エアコンフィルターを交換したことがある」
という方は、全体で57％。
残りの43％もの方はエアコンフィルターを交換したことが無い、
ということになります。
その中でも、男性の交換経験率は、60％、女性は45％と
男女でも認識の差があるようです。
女性については、過半数の方が交換したことが無い、
ということ。
この調査は、自分で交換をした方はもちろん、車検などで整備工場で
勧められて工場で交換してもらった方なども交換歴に含まれています。
そのため、4割近い方は、エアコンフィルターの交換が必要、
ということすら認識していない、という結果になります。
この調査を見たとき、私は正直、衝撃を受けました。
世間的にここまで認識されていなかったのか、と。
エアコンフィルターの交換の必要性を広めることで、
快適な車内空間の維持のために少しでも力になれればと考え、
このページを作成することにしました。
最適な交換時期は？
交換が必要なことはおわかりいただけたと思います。
それでは、どのくらいで交換するべきなのでしょうか。
基本としては、どのメーカーも同様ですが、
1年、もしくは1万キロ走行で交換する
というのが良いでしょう！
走行距離が少なかったとしても、
エアコンフィルターは常に空気に触れています。
空気に触れている、ということは少しずつ、
劣化はしてしまいます。
そのため、原則として、1年もしくは1万キロ走行で、
交換することで、フィルター本来の性能を保ち続けることができ、
快適な空間にすることができます。
もし、これを読んでいるあなたが、車内で喫煙をする場合、
1年1万キロより早く交換することをおすすめします！
車のエアコンフィルターの役割
「エアコンフィルター」というと、家庭用のエアコンのフィルターもあります。
当社では、家庭用のエアコンフィルターと、車用のエアコンフィルターとでは、
役割が異なると考えています。
家庭用のエアコンフィルターは、基本的に屋外から直接空気を取り入れることはありません。
そのため、屋内にあるホコリを取り除くことができれば十分、
という考えにあるように思われます。
そのため、1枚のアミがあるだけのエアコンがほとんどだと思います。
対して、車の場合、外気導入にすると、外気から直接空気を取り入れることになります。
その際、外からのホコリなどがそのまま車内に入り込むのを防ぐ必要があります。
そうしなければ、ホコリだけでなく、
時には枯れ葉などが入り込んでしまうこともあります。
こういった外からの異物の侵入を防ぐことが目的として作られていると考えられます。
一昔前には、車にもエアコンフィルターはありませんでした。
新車購入時にオプションで装着するか、装着しないか、
という時代です。
そういった時期の車両では、
外気から取り込まれた異物がエアコンの排水に
入り込んでしまい、排水のドレンの詰まりの原因にもなっていました。
このように当初は外気から取り込まれる異物を
取り除くために作られ、そこから進歩し、
現在では、ただ単にホコリやチリを取り除くだけでなく、
活性炭を使ってニオイも取り除く機能をもったフィルターも
たくさんあります。
余談になりますが、
ヴォクシーやアルファードなどのミニバンタイプの車両には、
後方にもエアコンユニットが装着されています。
この後方のエアコンユニットは、直接外気を取り込むことがないため、
一部の車種を除いて、エアコンフィルターが存在しません。
エアコンフィルターの交換の必要性や、
役割についてご理解いただけましたでしょうか？
それでは、いざ交換となったとき、
どんなフィルターを選べば良いのでしょうか？
続いて、フィルターの選び方について解説していきます。
エアコンフィルターの価格帯
エアコンフィルターは、輸入車と日本車で価格差があります。
日本車の場合、数百円程度のフィルターから、
4000円～5000円くらいのフィルターがあります。
輸入車の場合、5000円程度から、中には、2万円弱するフィルターもあります。
輸入車のフィルターの価格が高いのには理由があります。
形状が様々で、同型車であってもグレードが異なることで、
フィルターの形状が異ることもあり、
さらには、左ハンドルか右ハンドルかでも、異なってきます。
そして、1枚だけでなく、2枚入っている車種もあります。
こういったことからフィルターが高価になってしまっています。
こういったことから輸入車のエアコンフィルターは
一部社外品も販売されていますが、
純正のフィルター以外の選択肢が少なくなってしまいます。
日本車に関しては、フィルターの選択肢が多く、社外品も多数販売されています。
むしろ、純正品より社外品の方が優れているフィルターが多いのが事実です。
選ぶ際は、単純に価格だけで判断するのは難しいですが、
目安として、2000円以上のフィルターを選ぶのが良いのではと考えています。
当社でも、エアコンフィルターを店頭にて販売してます。
よかったら一緒にご覧くださいね＾＾
オススメのエアコンフィルターがあります！
当社では、エアコン(エバポレーター)クリーニングをご提供していることもあり、
エアコンのニオイについて、様々な情報を常に収集しています。
そういった中で、エアコンフィルターにもこだわり、
ご利用のお客さまにはオススメしているフィルターがあります。
そのエアコンフィルターの性能を体感いただく装置を設置しています。
（2022年5月現在では埼玉本店のみで扱っています）
装置の中には芳香剤が設置されていて、
フィルターを通過した風が芳香剤のニオイを
どれだけ取り除いているかを体感いただくことができます。
こちら側が、ごく一般的なフィルターです。
こちらに鼻を近づけてみると・・・
歩行剤のニオイをほぼそのまま感じます。
正直なところ、この装置を試すまでは、
私も個人的には、フィルターでニオイまで
取ることはできないだろう、と考えていました＾＾；
でも実は・・・
こちら側が当社オススメのフィルターです。
抗菌抗ウィルスの「SEK」という認証を取得していて、
抗ウィルス性能も高いことが実証されているだけでなく、
特殊加工された活性炭フィルターで、
驚異の脱臭能力を発揮します！
鼻を近づけてクンクン嗅いでみてもニオイを感じないのです！
この能力は店頭でご確認ください＾＾
カーエアコンのお手入れはフィルター交換だけで十分？？
結論から言います。
当社では、カーエアコンのお手入れはフィルター交換だけでは不十分と考えています。
カーエアコンの基本的な構造は、下の図のようになっています。
空気が青の矢印の方向で流れていると考えて下さい。
エアコンフィルターの内側に、送風機の役割のブロワモーターが装備され、「エバポレータ」と呼ばれる熱交換器が装備されています。
概略としては、このようになっています。
この内、「エバポレータ」がポイントになります。
エバポレータは、空気を冷やす役目をしていて、空気中の水分が結露となり、エバポレータに付着します。
その結露となった水分は、排水パイプを通って、車体の下側から排出されます。
ただ、この排水される水分も一滴残らず、排水されるわけではなく、若干はエバポレーターに残ってしまいます。
この残った水分は駐車している間も空気に触れている状態になるため、徐々に腐食し、カビとなってしまうのです。
こういったことが、フィルターの奥で起こるため、フィルターの交換は最低限必要ですが、エバポレーターのクリーニングも必須と考えています。
そして、当社が推奨するカーエアコンのお手入れ期間は以下のようになります。
エアコンフィルターの交換
→ 1年、もしくは1万キロ走行
エアコン(エバポレーター)クリーニング
→ 2年、もしくは2万キロ走行
当社のエアコン(エバポレーター)クリーニングの詳細はこちら ＞＞
エアコンフィルターのよくいただく質問
Q エアコンフィルターを自分で交換できる自信がありません。
交換してもらうことはできますか？
A もちろん、問題ありません！
基本的には、当社でエアコンフィルターをお買い上げいただき、
その上で交換させていただきます。
簡単な流れとしては、以下の通りです。
１）ご来店予約をお願いします
２）ご予約の際、フィルターの在庫確認のため、
車種、年式などをお伺いいたしますので、
車検証をご用意の上、ご連絡いただくことで、
スムーズにご予約いただくことができます。
３）ご予約日にご来店ください。
当社のスタッフが、その場でエアコンフィルターを
交換いたします。
Q エアコンフィルターの交換時期はどのくらいですか？
A 当社は、１年、もしくは１万キロ走行での
交換を推奨しています。
Q エアコンフィルターの購入だけでも利用できますか？
A はい、もちろん問題ありません。
店頭に当社オススメのエアコンフィルターを並べています。
ぜひ、お立ち寄り下さい！
Q エアコンフィルターは全店舗で購入できますか？
A 大変申し訳ございません。
2024年2月現在では、店頭に商品を展示しての取り扱いは、埼玉本店のみとなっております。
