
「ポリタンクのふたがきちんと閉まっていなくて、車の中に灯油がこぼれた」「ストーブを運んでいたら、いつの間にかこぼれていた」「拭いたのに、灯油の臭いが消えない」。得洗隊には、毎年冬になると灯油のご相談が続きます。
この記事では、車に灯油をこぼしたときにすぐやること、臭いは自然に消えるのか、火事の心配、シート・マット・トランクにこぼしたときのこと、消臭を頼んだときの料金と車両保険を、得洗隊の施工事例とあわせて解説します。
先に結論
- こぼしたら、まず火の気を遠ざけ、窓やドアを開けて換気し、新聞紙やキッチンペーパーでできるだけ多く吸い取ります。外せるフロアマットは車の外に出します。
- 灯油は揮発しにくく、しみ込む力が強い液体です。拭いても、カーペットの下に入り込んだ分が残っていると、臭いはなかなか消えません。半年たっても臭いが残っていた車もあります。
- 時間がたつほど、直接かかっていない天井やシートにまで臭いが移ります。こぼしたら早めの対処が大切です。
- 得洗隊の灯油の消臭クリーニングは税込30,000円〜、作業期間は1〜2日で終わることもあれば1週間〜1か月かかることもあります。車両保険が使えることがほとんどで、代車は無料です。
車に灯油をこぼしたら、まず何をする?
- 火の気を遠ざける:車内や車の近くでタバコを吸ったり、火を使ったりしないでください。
- ポリタンクを立てて車の外に出す:ふたが閉まっているか、ポリタンクにひびが入っていないかも確かめます。
- 窓やドアを開けて換気する:灯油から出た蒸気は空気より重く、床のくぼみにたまりやすい性質があります。
- 吸い取る:新聞紙やキッチンペーパーで、できるだけ多くの灯油を吸い上げます。
- 外せるフロアマットを出す:その下のカーペットまでしみていないかも確かめてください。
吸い取った紙や布は、火の気のない場所に置き、お住まいの地域の決まりに従って処分してください。灯油が布などにしみ込むと、空気に触れる面積が大きくなるため、危険性が増すとされています。
吸い取ったあとは、できるだけ早く専門店に相談するのがおすすめです。こぼしてから時間がたつほど、臭いが車内全体に広がるからです。
灯油の臭いは、自然に消える?
消えにくいです。灯油は揮発しにくい液体なので、元を取り除かない限り、その場にとどまって臭いを出し続けます。
- 冬の間にこぼした灯油の臭いがついたまま、身内から譲り受けたホンダ フリードは、こぼしてから半年近くたっていても臭いが残っていました。カーペットをはがして、元を取り除きました。
- 2月に大量にこぼし、自分でいろいろ消臭してもだめだったトヨタ ヴォクシーのお客さまは、クリーニングから4か月後、「においは全く気にならなくなりました」とのことでした。
しかも灯油は、直接かかった場所だけでなく、かかっていない場所にも臭いが移ります。こぼしてからの日数が長いほど、天井やシートなどにも強く付きます。
灯油をこぼした車は、火事にならない?
灯油の引火点は40℃以上です。液温がこれを超えると、ガソリンと同じくらい引火しやすくなります。
夏の炎天下に止めた車の中は、40℃を大きく超えることがあります。灯油がしみ込んだままのマットやカーペットを放っておかず、早めに取り除いてください。こぼした車内では、タバコやライターなど火の気を絶対に近づけないでください。
同じようなニオイ・汚れでお困りなら、写真を送るだけで料金の目安をお伝えします。
LINEで相談するシート・マット・トランクにこぼしたときは?
灯油はしみ込む力がとても強く、こぼした場所から思いがけないところまで広がります。
- フロアマット:2列目のマットに少しだけこぼしたトヨタ アルファードは、マットを抜けて、その下のカーペットまでしみていました。
- トランク:トランクに数ミリこぼしただけでも、カーペットを伝って運転席の足元まで流れることがあります。トランクにこぼしたトヨタ カローラフィールダーでは、スペアタイヤの下にまで灯油が残っていました。
- シート:リアシートにこぼした日産 キックスのお客さまは、ディーラーで対応が難しいと言われ、得洗隊に来られました。
- 大量にこぼしたとき:10リットルほどこぼしたスズキ ハスラーでは、床下の半分が灯油漬けになっていました。

カーペットの下には、振動や音を抑える吸音材や、発泡スチロールの緩衝材があります。灯油を吸った吸音材はコールタールのようにドロドロになり、発泡スチロールは溶けて形が変わるため、はがして付け直す必要があります。

こぼした量や場所によっては、クリーニングするより、中古部品などに交換したほうが安いこともあります。得洗隊では、実際の状態を見て、お得なほうをご提案しています。
自分で灯油の臭いは消せる?
ごく少量なら、吸い取って換気するだけで軽くなることもあります。ただ、得洗隊に来られる方の多くは、自分でできることをしても臭いが取れなかった方です。
- ストーブを運んでいて少しこぼしただけでも、独特の臭いが気になり、ご依頼いただいた方がいます。
- 日産 セレナのお客さまは、こぼした直後に拭き取っていましたが、来店時の臭いは、明らかにどこかに灯油の元が残っている臭いでした。
消臭剤や芳香剤でごまかしても、灯油の元が残っていれば臭いは消えません。カーペットの下に入り込んだ灯油は、座席を外し、カーペットをはがさないと取り除けないことがほとんどです。

専門店に頼むと、料金と日数は?車両保険は使える?
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 料金 | 税込30,000円〜(状態により大きく変わる) |
| 作業期間 | 1〜2日で終わることも。多くは1週間〜1か月 |
| 代車 | 無料 |
| 車両保険 | 使えることがほとんど(ご加入の保険会社にご確認ください) |
料金と期間は、「どこで」「どのくらいの量を」「こぼしてからどのくらいたっているか」で大きく変わります。それを伝えていただければ、おおよその料金と期間をお伝えします。
車両保険を使う場合は、まずご加入の保険会社に、灯油の消臭で保険が使えるか確かめてください。保険会社への見積りの提出や電話など、そのあとのやり取りは得洗隊がすべて承ります。流れは灯油をこぼしてしまったら、車両保険が使えますで説明しています。
ほとんどの場合、限りなく無臭に近づけられます。灯油は若干の臭いが残ることもありますが、「直後は少し残っていたが1か月したらまったくなくなった」といった声もいただいています。
よくいただくご質問
車にこぼした灯油の臭いは、自然に消えますか?
消えにくいです。灯油は揮発しにくいので、元を取り除かない限り臭いを出し続けます。こぼしてから半年近くたっても臭いが残っていた車もあります。
灯油をこぼした車は、火事の心配はありますか?
灯油の引火点は40℃以上で、夏の炎天下の車内はそれを超えることがあります。しみ込んだ灯油は早めに取り除き、車内に火の気を近づけないでください。
少しこぼしただけでも、クリーニングは必要ですか?
ごく少量で、吸い取ったあとに臭いが残っていなければ、必要ないこともあります。臭いが残っている場合は、カーペットの下などに灯油が残っていることが多いので、ご相談ください。
車両保険は使えますか?
車両保険に加入していれば、使えることがほとんどです。使えるかどうかはご加入の保険会社にご確認ください。保険会社とのやり取りは得洗隊がすべて承ります。
料金と日数はどれくらいですか?
料金は税込30,000円〜、作業期間は1〜2日で終わることもあれば、1週間〜1か月かかることもあります。お預かりの間の代車は無料です。
実際の施工事例
- 日産 セレナ:トランクで5リットル、カーペットをすべてはがして洗浄
- スズキ ハスラー:10リットルで床下の半分が灯油漬け/N-BOX・フィールダー
- フォルクスワーゲン トゥーラン:ドロドロになった吸音材を付け直し
- トヨタ プラド:トランクの灯油(車両保険を使用)
- 日産 キックス:リアシートにこぼした灯油
- トヨタ アルファード:マットを抜けてカーペットまで
- ホンダ フリード:こぼしてから半年たっても残っていた臭い
- トヨタ ヴォクシー:4か月後も臭いは全く気にならない
- 日産 セレナ:ストーブを運んでいてこぼした灯油
灯油をこぼしたら、「どこで」「どのくらい」「いつ」こぼしたかを教えてください。おおよその料金と期間をお伝えします。お見積り・ご相談は無料で、保険を使うか迷っている段階のご相談も歓迎です。
車内のニオイ・汚れ、ご相談ください。
写真を送るだけで、おおよその料金をお伝えします。
