愛車の外装へ、常に気を配られている方は多いです。しかし、車内はどうでしょうか?
あまり人目に触れないために、ゴミやホコリ、食べかすなどの汚れが残っていることも珍しくありません。ドライブを心から楽しむためにも、車内はきれいに保ちましょう。
こちらでは、ご家庭にあるものでできる車内清掃のポイントについてご紹介していきます。
- 車内清掃に必要なもの
- 車内清掃の流れ
- ダッシュボード周りなどの清掃
- 車内での掃除機のかけ方
- 内窓の清掃
- フロアマットの清掃
1 車内清掃に必要なもの
- 掃除機
- 使い古しの歯ブラシ
- タオル(できればマイクロファイバークロス)
- 定規(30cm程度のもの)
ご自宅にあるもので最低限必要なものを挙げています。
2 車内清掃の流れ
まず、大まかな車内清掃の流れをご説明いたします。
- フロアマットを取り出す
- ダッシュボード周りやドアの内側のパネルなどの拭き取り
- 車内を全体的に掃除機がけ
- 内窓拭き
- フロアマットを掃除機がけ後、元に戻す
かなり大まかな流れですが、効率を考えての流れになっていますので、参考にしてみてください。
この後、それぞれについてポイントを説明していきます。
3 ダッシュボード周りなどの清掃
ダッシュボード周りで一番汚れるポイントはステアリング(ハンドル)です。通常、ステアリングを使わずに運転できる方はいらっしゃらないと思いますので(笑)、念入りに掃除することをおススメいたします。
※重曹を水に溶かし、洗剤としてステアリングなど手が触れる箇所の洗浄に使用すると効果的です。
その他の手が触れるポイントは、シフト、ウインカースイッチ、ヘッドライトスイッチ、ワイパースイッチ、オーディオ周り、パワーウインドウスイッチなどがあります。
この辺りは特に念入りに拭き取るようにしましょう!
そして、エアコンの吹き出し口のフィンの間は、タオルで歯ブラシのブラシとは反対側を包み込んで、その部分をフィンの間に入れ込むと汚れを取ることができます。(フィンの隙間が細い場合は無理に押し込まないようにし、綿棒など掃除しましょう)
必要なものでも記載しましたが、できれば、マイクロファイバークロスを使用したほうが、よりキレイに仕上げることができます。
後述しますが、内窓を拭き取る際にもケバケバが出にくくなります。
4 車内での掃除機のポイント
車内清掃の際の掃除機がけのポイントを説明していきます。
足元はもちろんのこと、シートとシートの間、シート自体も掃除機をかけることが重要です。
まず、足元の掃除機がけをする際には、シートを前後に動かすなどして、シートの真下も意識しながら掃除機をかけていきます。
例えば、運転席の足元を掃除機がけする場合、運転席を一番後ろに下げ、後部座席の足元を掃除機がけする場合、運転席・助手席を一番前にします。
このように掃除機をかける箇所をできる限り広くスペースを取ることで効率良く掃除機をかけることができます。
また、家庭用の掃除機の場合、運転席と助手席の間など深い隙間を掃除機がけするのはなかなか難しいと思います。
ここで定規が活躍します。
定規にタオルを巻いて、隙間に差込みます。それを前後に動かしてみて下さい。
すると、前後に隙間のゴミが出てきますので、掃除機で吸い取ることができるようになります。
ただし、この時も力を入れ過ぎるとコンソールを傷つけてしまったり、タオルに穴が空いてしまったりしますので、適度に力を加えるようにしましょう!
この時もマイクロファーバークロスを使用することで、よりゴミをかき出すことができます。
そして、最後にシート本体の掃除機がけです。
シートも意外と汚れています。縫い目や背もたれと座面の隙間が特にゴミのたまりやすいポイントです。
この隙間のゴミが取りきれない場合には、上記のシートとシートの隙間同様に定規にタオルを巻いて、かき出すという方法もあります。
5 内窓の清掃
内窓がうまく拭けない、という方は多いかと思います。
ポイントはタオルを2枚使用する、ということです。
1枚は少し多めに水分を含ませて下さい。目安は窓にタオルを押し付けても水が垂れない程度です。
もう1枚のタオルは乾いたままで使用します。
まず、塗らしたタオルで汚れを取り、その後、もう1枚の乾いたタオルで水分を拭き取ります。
その際、水分が見えなくなるまでしっかりと拭き取ることがポイントです。水分が見える状態で残ってしまうと、それが拭き筋になってしまします。
6 フロアマットの清掃
余談ですが、フロアマットは良いマットほど、よく汚れます。というのも靴の裏の汚れをよく取ってくれているからです^^
それはさておき、フロアマットは足を乗せるものであり、車内でも一番汚れるものの一つです。
丸洗いをしたくなると思いますが、丸洗いをした場合、しっかりと乾燥させてから敷くようにしましょう!
水分が残っていると、フロアマットの下に染み込んでしまい、悪臭の原因になることもあります。
ただ、基本的にフロアマットは厚みがあるため、洗いにくく、乾きにくいもの。
また丸洗いできる方も少ないと思いますので、一番のおススメは1ヶ月に1、2回程度、掃除機を念入りにかける、これに限ります!
小まめな掃除機がけをしないと汚れがたまってしまい、丸洗いしなければならない状態になってしまうので、その前に予防として、小まめな掃除機がけをするようにしましょう!
車内のシガーソケットから使用できるハンディークリーナーもあります。パワーは弱いので、少し時間はかかってしまいますが、自宅から掃除機を出してこなくても清掃ができるので、面倒くさいという方はハンディクリーナーを使用するのもいいですね!
いろいろなポイントを説明してきましたが、車内清掃はご家庭にあるものでも、工夫次第で仕上がりの質を上げることは可能です。
ぜひ、いろいろ工夫してみましょう!