どんな汚れもお任せください!
カークリーニングのプロショップの得洗隊です!
BMW3シリーズのE91です。
原因もわからずカビが発生し、ご利用いただきました。
まずは原因を究明しないことには、せっかくクリーニングしても
再発してしまうことになってしまいます。
まずは、後部座席が湿っていたということで、後部座席付近をいろいろと探るため、
荷台部分をバラしていくと、後輪のタイヤハウス上部にカビを大量に発見しました。
カビは左右共に発生しており、カーペットの裏にまで行っていました。
上を伝って確認していくと、Cピラーの内側パネルや天井のリアガラス付近にうっすらとシミがあることを発見。
この時点で、原因は3点にしぼられました。
- ルーフモールの下のボディの接合部分
- リアガラスのパッキン
- ルーフアンテナの付け根
まずは、一番簡単に確認できるルーフモールを外してボディに亀裂などがないか、
確認してみましたが、それらしきものは発見できず。
ルーフアンテナも外してみましたが、漏れている形跡はありません。
最後に一番手間のかかるリアガラスのパッキンを確認するため、
ガラス屋さんに依頼し、リアガラスを外してもらうことに。
パッキンの上から、少量の水を流してみたところ、内側に入っていく箇所を発見しました!
↑こちらの写真の丸の部分に明かりがかすかに見えるのがわかりますでしょうか?
この穴から水が漏れていました。。。
パッキンを削ってみると。。。
写真の丸の部分を見て頂くとわかりますが、パッキンがボディについていません。。。
これでは、水もそのまま入ってしまいます。
ガラス屋さんいわく、リアガラスを交換した形跡も無いとのことで、
恐らく新車時からこの状態で、ずっと雨漏りした状態だったであろう、とのこと(汗)
ということは、雨が降ったり、洗車をしたりするたびに車内に水が入り込んでいたということです。
原因を発見できたので、パッキンをし直して、雨漏りの修理は完了しました。
車内は恐らく常に湿気がある状態でしたので、
これまで何もなかったのが不思議なくらいです^^;
その後、しっかりとカーペットの下や後部座席のクリーニングとカビを除去し、
作業は全て完了です。
車内のカビは初期段階では少しずつ増殖していきますが、
あるタイミングから急激に増加し、臭いを発してきます。
カビ対策をするのはもちろんですが、
カビ臭いなぁと感じたら、原因を探っておくことをおススメいたします。