※2015年8月2日の記事を更新しています
車内のカビは大きく分けて2種類あります。
- エンジンをかけてエアコンをかけるとカビの臭いがする
- 車の中に入るだけでカビの臭いがする
それぞれの原因の説明と、対策としてやるべきこと、簡単に手軽にできる対策などご説明していきます。
目次
車のエアコンはなぜカビ臭くなるの?
エアコン内部の結露にカビが生えてしまい、エアコンをかけた際に吹き出し口から臭いがでてきます。
家庭用エアコンなども大まかな構造としては同じようになっています。
簡単に言えば、原因はエアコン内部のエバポレータと呼ばれる熱交換器に空気中の水分が付着して結露となり、そこにカビが発生してしまいます。
細かい構造的な話しを詳しくはしませんが、エアコンガスが高圧⇒低圧へ流れています。その際、気化熱でガスが急激に冷え、その冷えたガスがエバポレータの内部を流れ、エバポレータ自体を冷します。
そこを常温の空気が通り抜けると、冷えたエバポレータにより冷された空気が出てくるという仕組みです。
エバポレータの中は冷えていて、そこを通る空気は暖かいため、結露が発生します。この結露がカビの原因になります。
イメージとしては真冬に部屋の中を暖房で暖かくすることで窓に結露ができますよね。その状態をイメージして下さい。
その結露をそのまま放置していたら、カビが生えてくるのもわかりますよね!
←エバポレータはこんな感じのものです。
大きさは異なりますが家庭用のエアコンでもカバーを開けて見たことのある方もいるのではないでしょうか。
このエバポレータ(熱交換器)に付着した汚れやカビをクリーニングすることで、多くの場合は取り除けます。
ただ、吹き出し口へ繋がるダクトの内部にまで広がっている場合、完全に除去するためにはダクトを外してクリーニングするなど、大掛かりなことになってしまいます。
これを防ぐためにも日頃からできる対策があります。
簡単にできるエアコン内部のカビ対策
エアコン内部が多少臭う程度であれば、それからでも遅くありません。
エアコンを使用してドライブした後、目的地に到着する最後の2~3分程度、エアコンOFFで送風に切り替え外気を取り込む、というものです。
こうすることでエバポレータに付着した結露を毎回乾かすことができ、カビを防止できます。
こんなこと毎回できないよ!という方も2回に1度でも3回に1度でも、気づいた時にやってみてください。
それだけでも違ってきます。
またこれは別の話しになりますが、エンジンを切るときはエアコンOFFも忘れずに!エアコンがONのままエンジンをかけるとバッテリーへの負担が大きくなりますよ^^
エアコンがカビ臭が取れない時は
上記のような対策をしても、もともと臭っていたカビ臭が取れないというケースは多いと思います。
その場合はショップにて「エバポレータクリーニング」を利用するしかありません。
一度、エバポレータをスッキリクリーニングした上で、その後、上記のような対策を小まめにするようにしましょう!
車内のカビの原因って何?(エアコン以外)
様々な原因がありますが、主な原因は以下のようなものがあります。
カビの原因
- 食べこぼし、飲みこぼし
- 雨
- 浸水
- 汗
- 他・・・
また、カビが発生しやすい環境もあります。
カビが発生しやすい環境
- 日の当らない立体駐車場(地下など)
- 風通しの良くないガレージ内
- 1日中、日が当らない駐車場
こういった所に駐車していて、なおかつ普段ほとんど使用しない方は特に要注意です。
お子さんの食べこぼしやジュースをこぼしてしまったものなどをそのままにしていませんか?
ジュースも少量なら良いですが、ある程度の量をこぼした場合、フロアの下に入り込んでしまい、蒸発することなく、カビが発生することもあります。
また雨水や浸水してしまった場合なども同様です。
実際にあった画像を掲載いたします。。。
※食事中の方は、拡大しないことをおススメします^^;
※食事中の方は拡大しないことをおススメいたします(^^;)
最悪の場合、こんなことにも・・・・
簡単にできる車内のカビ対策
まず、食べ物や飲み物などをこぼさない、というのが第一ですが、お子さんがいらっしゃるとどうしてもこぼしてしまうものです。
そんな時はシガーソケットから電源が取れるハンディ掃除機と清潔なタオルを車内に常備しておきましょう!
本格的な車内の清掃となると腰が重くなってしまいますが、ハンディ掃除機を取り出して気になる部分だけを時々掃除してみてはいかがですか?
タオルも同様で、わざわざタオルを用意してから拭き取るとなるとおっくうでも、車内にタオルが置いてあれば、こぼしてしまってもすぐに拭き取ることができます。
こういった日々のちょっとした簡単な心がけだけでかなりの対策になります。
ただ、大量のジュースや雨、その他の液体などをこぼしてしまった場合は、プロのクリーニングを利用することをおススメします。
上記の事例画像のひとつは豪雨の際にトランクを開ける必要があり、その際に大量の雨水が入ってしまったものを放置してしまい、数ヶ月後にこんな事態になってしまいました。
ここまでなってしまうと、車内全体にカビの臭いが常にしている状態で、この部分だけをクリーニングしても臭いが取れることはありません。
こうなる前であれば、その部分のクリーニングだけで済みます。
また、環境については、駐車している場所が日が当らないことが問題ということになります。
そのため、日が当らない場所に駐車していて、使用頻度が少ない場合、用事が無くても、ドライブしたり、日の当るところで時々天日干しするなど、少し手をかけるだけで効果があります。
わかりやすく言えば、布団を干さなければ、布団の裏側からカビが生えてきます。
布団を干すのと同様に車も天日干しが良いのです!
こんな感じ!
カビの臭いのしない快適なドライブを楽しみましょうね!
得洗隊ではカビの処理も承ります!
ただ、カビと一言で言っても上記の通りいろいろなパターンが考えられます。
まずはご相談いただければ、お見積り・ご相談だけなら無料です!
カビになる前のクリーニングをご希望の場合は、車内クリーニングのメニューからお選びいただけます。
詳しくは車内クリーニングのページをご覧下さい^^