こんにちは!
台風が本州に上陸しそうです。雨の強い時は、必要以上に注意して、昼間でもスモールライトやヘッドライトを点灯させて周りに自分自身の存在をアピールしましょう!
さて、今日は「いまさら聞けない車の機能」ということで、一般的な車の機能を少し解説しようと思います。
これまで経験でカーエアコンの正しい使い方をわかっていない方が多いと思うので、今回はカーエアコンについて解説します。
下の図を利用していきます。少し古い車のものですが、現在でも基本のマークはほとんど変わっていないので、これをつかいます。
まずは簡単に。
① 正面に風が送る
② 正面と足元に風を送る
③ 足元に風を送る
④ 足元とフロントガラスなどに風を送る
⑤ フロントガラスなどに風を送る(デフロスター)
⑥ 風量切り替え
⑦ エアコンスイッチ
⑧ 内側だけで空気を循環させる
⑨ 外気を取り入れる
どれがどうなるのかは、皆さん理解していると思います。
問題は⑦のエアコンスイッチの意味です。
中には、風量切り替えで風量を「1」以上にすれば、エアコンのスイッチが入ると思っている方がいらっしゃいました。
通常、風量を上げて、エアコンスイッチがONになって始めてエアコンが始動します。
エアコンスイッチがOFFなら、送風になっているだけで、言うなれば扇風機と同じ状態です。
では、そもそもエアコンってどんな機能があるのか、大きく二つありますが、
一つはエアコンがONになっていれば冷やしたり温めたりということ、
そして二つ目は除湿効果です。
夏場のジメジメした日にエアコンをつけて走ってきて、コンビニで買い物して出発しようとしたら、
停めてた場所に液体が垂れてた、ということはありませんか?
これはエアコンが除湿した湿気が水になって落ちてきているのです。
少しエアコンのスイッチについての説明がながくなりましたが、
それでは、具体的にこんなときはどうするのか、といったことについて説明していきます。
【ケースA】
秋などで、少し涼しくなり、エアコンをつけるほどでもない気温の日に台風で雨が降っていて、買い物から車に戻って出発したら車内が曇り始めた。
→ こういったケースは、車内の湿気が原因で曇っているのが一番の原因ですので、
エアコンをON(⑦)にしてデフロスター(⑤or④)でフロントガラスに向けて風を出してあげると曇りが早く取れます。
気温としてもエアコンで涼むほどでないということなので、設定温度は真中より上にしておくのがいいでしょう。
そして、この場合外に湿気が多い可能性が高いので、内気循環(⑧)にしておいた方が効果的です。
【ケースB】
冬場に雪が降っていて、車内の窓が曇ってきた
→ このケースでは、外と中との気温差が一番の原因となります。
ガラス自体を暖めて、ガラスの内と外の温度差をなくせば、曇りは取れます。
設定としては、デフロスター(⑤or④)でフロントガラスに風を送り、設定温度は一番高くし、エアコンスイッチ(⑦)をOFF、外気を取り入れる(⑨)、
という設定がオススメです。
エアコンをONしても問題ないですが、エアコンOFFの方が風が温かくなる、ということとエアコンOFFの方が環境にやさしい、
といった2点の理由からOFFにしてます。
そして、先ほどからの話しのようにエアコンOFFでは除湿効果が無いので、外気を取り入れます。
(冬場は外が乾燥しているので、外気を取り入れて除湿します。)
【ケースC】
夏にエアコンをガンガンにつけてドライブをしていたら、夕方になって窓が曇ってきた。
→ このケースの場合、ケースBとは反対に外の気温が高く、内側の気温が低いため、
外側に水滴がついている可能性が高いです。
こうなると当然エアコンでいくら除湿しても、外の水滴は取れません。
フロントガラスであれば、ワイパーで取れば問題ないですが、サイドはどうにもならないですよね。
こんなときは、風量を少し弱くし、温度も少し上げます。そしてガラスに風が直接当たらないようにします。
こうすることで、ガラス自体の温度差が減り、水滴が消えていきます。
ただ、ドアミラーが見えずらい時は、一度車を停めて、ティッシュなどで外から拭き取りましょう!
今回のエアコン編については以上になります。
おまけでもう一つだけ。
ケースBなどで、後の窓についてしまった水滴はデフォッガーをONにして熱線でガラスを暖めると早く取ることができます。
↑これがデフォッガーマーク。デフロスターと似てますが、違いますので見比べてみてください。
と、こんなに長々と説明してきましたが、最近の車はオートエアコンという便利な機能があるので、
それほど知識は必要ないですが、こだわりたい方はこんなことも覚えておくと良いと思ってます^^