ヘッドライトが黄ばんでいて気になっている方も多いのではないでしょうか?
このページでは、こんなヘッドライトの黄ばみや曇りの原因を掘り下げてみます。
このページの内容
- ヘッドライトの黄ばみや曇りの原因
- ヘッドライトの黄ばみを放置しているとどうなる?
ヘッドライトの黄ばみや曇りの原因
ヘッドライトのレンズの黄ばみや曇りがある時、内側の場合と外側の場合があります。
内側が曇る原因
内側が曇る原因は、以下のようなものが主な原因です。
- ヘッドライトバルブの熱により、ポリカーボネート製のレンズの内側が劣化してしまう
- レンズの接着が悪く、水滴が侵入してしまい、曇ってしまう
これらの原因をさらに掘り下げると、「1」に関しては、
純正のヘッドライトで起こることはほとんどありません。
社外品のバルブに交換した場合などに多く起こるケースです。
「2」のケースは、ヘッドライトに何らかの加工をするためにレンズを外したことがあり、
シーリングがあまく、水分が侵入してしまうケースです。
この内側の曇りは取り除くことは困難で、交換しなかればならないことがほとんどです。
外側の黄ばみや曇りの原因
それでは、外側が黄ばむのはどんな原因があるのでしょうか。
- 太陽光の紫外線(UV)による劣化
- ヘッドライトバルブの熱による劣化
- 汚れの付着
一番の要因は「1」の太陽光からの紫外線(UV)によるものです。
運転席側と助手席側のヘッドライトを見比べた時にどちらか一方が黄ばみが酷い、
などといった状態になっていたりしませんか?
これは、いつも日中に駐車している場所が片側に主に陽があたる場合などに起こります。
こういった場所に駐車されている場合、ボディも同様に片側から傷んでくる可能性があります。
可能であれば、時々向きを変えて駐車しておくようすることで、
片側だけ劣化してしまうことを防ぐこともできます。
こういったUVによる劣化や、その他の「2」や「3」のケースなどいずれの場合も
外側の黄ばみや曇りは取り除くことができます。
ここで少しだけ昔話になりますが、
以前の車はヘッドライトレンズにガラスが使われていたため、劣化することがほぼありませんでした。
ヘッドライトのカバーにポリカーボネートが使用されるようになってから、
こういった問題が多発するようになってしまいました。
それでは、そもそもなぜガラスからポリカーボネートに変更されていったのか。
それは、ガラスの方が重量が重いため、燃費向上のためにも軽量化する必要があった。
そして、事故などでヘッドライトが割れた際の危険度も増す、というのが主な理由です。
ヘッドライトの黄ばみを放置しているとどうなる?
ヘッドライトの黄ばみなどをそのまま放置していると主に3つのデメリットがあります。
- 光量不足で車検が通らなくなる
- クラック(細かいヒビ)がはいってしまう
- 車全体が古ぼけて見えてしまう
まず、第一に、黄ばみが進行してしまうと、光量不足で車検が通らなくなってしまうこともあります。
また、黄ばみを放置しておくと、ポリカーボネートの劣化が進行してし、クラック(ヒビ)が入ってしまいます。
ヒビが入ってしまったヘッドライトはいくら研磨したところで残ってしまいます。
そして、なんといってもヘッドライトの曇りや黄ばみは愛車を古く感じさせてしまいます。
Before&Afterを比べていただいてどうでしょう?
同じ車なのにヘッドライトがクリアになると車自体が新しく見えますよね^^
ヘッドライトの黄ばみや曇りが気になったら、早めにヘッドライトのクリーニングをすることをおススメします。
また、一度黄ばみなどが出てしまうとクリーニングしても、再発してしまうとこは逃れることができません。
そのため、ヘッドライトクリーニングは定期的(1年ごとなど)にすることをおススメいたします。